ビジネスにおけるWindows Liveサービスの利用 (検討編)

景気が後退しなかなか中小企業がIT投資に積極的にならない環境になってきました。
そんな中、低価格のネットブックがヒットし続けております。

企業としてはビジネス用OS(XPpro、VistaBusiness)を選択し
もしものための保証、サポートを重視してPCを購入するべきでしょう。
またなるべく同じハードウェア、ソフトウェアで統一しておくことが
メンテナンスの手間を軽減させセキュリティ対策もしやすくはなりますが
それにはある程度の企業規模とコストがかかります。

 

それらを考えると
中小企業では低価格ネットブック+Webサービスでも
ビジネスが行えるようなシステム作りも検討する必要があります。
最近ではコスト、容量、モバイル回線の面でも十分実用的となってきました。
またシンクライアント的な利用であればネットブックでも可能でしょうし
マイクロソフトの戦略もそのように動いているように感じます。

Webサービスの中の一つとして有望なのが
Microsoft Office Live Small Business
また新たなLiveサービス+ソフトウェア群です。

 

Webサービスを利用する利点と欠点

まずはWebサービスを利用する上でその利点と欠点を理解しておくことが必要となります。

《利点》

  • データがインターネット上に保存され複数のPCから同じデータを参照できる。
  • 複数のデバイス(PC、Mac、携帯、スマートフォン)から参照できる(ものが多い)。
  • コストが最小化できる。
  • 情報共有が促進される
  • PCにデータが保存されないためデータを消失する可能性が低い
  • ハードウェアに左右されにくいので低価格ネットブックでも使えるものが多い
  • バックアップ、アップデートなどのメンテナンスの手間がかからない。(バックアップが担保されているかは別)
  • PC故障などのリスクから素早く復帰できる

 

《欠点》

  • インターネットに接続できないとデータが参照できない
  • ログインの手間などが多い
  • コンシューマ向けサービスになるとアカウント管理ができない
  • インターネット上にあるのでパスワード等が漏えいするとデータが流出する
  • ブラウザを不意に閉じてしまうと作成中のデータが失われる
  • 複数のファイルを扱うような操作は苦手(ファイルの操作に関しては手間が多い)
  • 回線速度、サーバ性能にレスポンスが左右される
  • サーバや回線がメンテナンスになると仕事ができない
  • ユーザ教育に多少の時間はかかる(慣れないインターフェース)
  • 無料サービスは広告付き+ユーザ行動の追跡(検索結果に合う広告など)などの煩わしさ
  • サービスの終了に伴う業務停滞のリスク

これらのメリット、デメリットをよく考慮し、
会社での利用に適合するかよく検討しておくことが必要です。

 

Windows Liveサービスを選択する理由

ほかにもWebサービスは多くありますがWindowsLiveサービスを選択する理由はいくつかあります。

  1. サービスの継続性
  2. 統一されたアカウントでの各サービス利用
  3. 管理者により管理が(ある程度)可能
  4. ソフトウェアによりブラウザを使用しなくても簡単に利用できる
  5. 基本無料

ASPサービスを検討する際に一番重要視しなければならないのが
サービスの継続性です。

これはビジネスで利用する以上、絶対条件です。
もちろん100%を保証するサービスなどありませんが
「Microsoftが行い」、「ビジネス用のサービス」で、「有料オプションも用意されている」
サービスであれば少なくとも突然終了することはまずないはずです。
(もし終了するような事態でも代替サービスや移行までの期間など十分に取られる可能性は高い)

またWindowsLiveサービスであれば複数のサービスを提供し
また拡大も続けているので統一されたアカウントで利用でき
それらを管理する手段も用意されているので
無料サービスとしては稀有な存在で企業での利用に向きます。

またソフトウェアによりログインの手間をなくして
ブラウザよりも簡単に利用できます。
特にLiveメールは新版になりカレンダー機能も統合され
ある程度Exchange的な利用方法も可能です。

WindowsLiveサービスは上記のWebサービスの欠点もある程度解消しているといえるでしょう。

2008/12/25

激安ファンレスPC ACS-CX700Mを試す⑨(番外編 アンチウィルスソフト比較)

私はPCを複数台所有しておりますが
つい最近、1台のデスクトップPC交換と同時にアンチウィルスソフトも変更しました。
仕事で使うメインPCはサポート先と同じアンチウィルスソフトを使いますが
それ以外のPCではなるべく別の種類のアンチウィルスソフトを使うようにしております。
そのほうが色々試せますし、ネットワーク内の安全性も高まりますので。(リスクも高いですけど)

さてアンチウィルスソフトをNortonAntiVirus2009に入替えて
しばらくしてみると今まで検出してなかったウィルスが確認されました。
それが以前テストしていたACS-CX700Mのドライバーの圧縮ファイルでした。

これは一通りテストし終わった後にアシストコンピュータのサイトに上がっていたものを
一応ダウンロードしておいたものです。(製品にはドライバーが付属してませんでした。)
現在では問題が見つかったことがわかっているのか公開はしてないようです。

よくよくネットで調べてみると

  • 製品自体もウィルスに感染していた。
  • 初期にあがっていたドライバーファイルには動画ファイルも含まれていた。 (著作権的にまずそうな)
  • 私がダウンロードしたものには動画ファイルは含まれていない修正版のようだが
    NortonAntiVirus2009はトロイの木馬を検出する

検出結果はこのような感じ

Trojan Horse – Symantec.com
リスクはすべて高!(オンラインでは低?)
中にあるKeygen.exeに問題があるようですがそれのみの削除はできません。

最近はウィルスに出会うことも少ないのでこの機会に色々試してみたいと思います。

 

テスト用のPCはVirtualBoxで作成したWindowsXPproSP3のPC
ライセンス認証はしてないですが10月までのアップデートは適用済みです。

  • 圧縮してあるドライバーファイル(driver&utility (H).rar)を仮想マシンのデスクトップ上に
  • 同じ場所で圧縮ファイルを解凍
  • さらにその中にあるトロイの木馬と思われる単体プログラムKeygen.exeを一回実行
  • コーデックファイルにウィルスが潜んでいる可能性が疑われるのでFinalCodecs17_0408.exeをインストール

とりあえず今回は検出力を見るための簡易的なものですので
順々に同じ仮想マシンで実行していっただけとなってます。
各アンチウィルスソフトウェアで本日時点での定義ファイル更新はしておりますが
正確なテストとはなってませんのでご了解ください。

 

NortonAntiVirus2009

デスクトップで検出したアンチウィルスですが
こちらは仮想マシンでのインストールが実行できませんでした
特にエラーも出ず実行される気配もないのであきらめてます。
致し方ないので時間も限られることですしオンラインスキャンで試せるものはそちらで実行することに

 

OneCare2.0

こちらはNorton以前で使っていたものですがやはり何も検出しませんでした。
同じエンジンで無料化するそうですが過度な期待はできなさそうです。
ただ更新管理という点ではそれらが難しいPCの場合最低限の安全策は取れるので
歓迎したいです。

 

eTRUST AntiVirus r7.1

こちらは結構古い企業向けのアンチウィルスソフトウェアです。(定義ファイルは本日付)
こちらも何も検出できませんでした。

 

Dr.WEB CureIt!

こちらは単体ファイル実行型のフリーのアンチウィルスソフトです
本日ダウンロードしたプログラムを完全スキャンに変更して実行しましたが検出されませんでした。

 

シマンテックセキュリティチェック

AntiVirus2009は検出しているので期待がもてます。
 
やはりKeygen.exeだけでなくインストールしたコーデックのほうにも
トロイの木馬が潜んでおりました。ただし、AntiVirusで検出した元の圧縮ファイルは
検出しないようです。オンラインスキャンのほうの仕様なのかもしれません。

 

McAfee FreeScan

 
McAfee – Computer Anti-Virus Software and Internet Security For Your PC
こちらは圧縮ファイルも検出しましたがコーデックのインストール先にあるものは検出してません。

 

トレンドフレックスセキュリティ:オンラインスキャン

 
TROJ_OBFUSCA.RD – 概 要
こちらはコーデックのインストールプログラムのみ検出しました。

 

AVG Anti-Virus Free Edition

 
フリーのアンチウィルスソフトです。先日、重大な不具合が出ましたし安定性に多少不安はありますが
検出力は無料のソフトウェアとしてはいいようです。
(スパイウェア対策もあるのでCookie系のものまで検出してます)
ウィルスと思われるファイルを唯一すべて検出しています。

"スキャン 「全コンピュータをスキャン」は終了しました。"
"検出された感染:";"6"
"除去または修復された感染オブジェクト:";"0"
"未除去または未修復:";"6"
"検出されたスパイウェア:";"2"
"除去されたスパイウェア:";"0"
"未除去:";"2"
"警告数:";"12"
"情報数:";"0"
"開始したスキャン: ";"2008年11月23日, 21:12:47"
"終了したスキャン:";"2008年11月23日, 21:27:00 (14分 13秒)"
"総スキャンオブジェクト数:";"208188"
"スキャンを起動したユーザー:";"user1"

"感染"
"ファイル";"感染";"結果"
"C:\Documents and Settings\user1\デスクトップ\driver&utility (H).rar";"トロイの木馬Generic12.NNP";"感染"
"C:\Documents and Settings\user1\デスクトップ\driver&utility (H).rar:\AS-CX700M (H)\Other\Player\FinalCodecs17_0408\FinalCodecs17_0408.exe";"トロイの木馬Generic12.NNP";"感染"
"C:\Documents and Settings\user1\デスクトップ\driver&utility (H).rar:\AS-CX700M (H)\Other\Player\FinalCodecs17_0408\FinalCodecs17_0408.exe:\$JF\Codecs\CoreAVC_keygen.exe";"トロイの木馬Generic12.NNP";"感染"
"C:\Documents and Settings\user1\デスクトップ\driver&utility (H)\AS-CX700M (H)\Other\Player\FinalCodecs17_0408\FinalCodecs17_0408.exe";"トロイの木馬Generic12.NNP";"感染"
"C:\Documents and Settings\user1\デスクトップ\driver&utility (H)\AS-CX700M (H)\Other\Player\FinalCodecs17_0408\FinalCodecs17_0408.exe:\$JF\Codecs\CoreAVC_keygen.exe";"トロイの木馬Generic12.NNP";"感染"
"C:\Program Files\Final Codecs\Codecs\CoreAVC_keygen.exe";"トロイの木馬Generic12.NNP";"感染"

"スパイウェア"
"ファイル";"感染";"結果"
"C:\Documents and Settings\user1\デスクトップ\driver&utility (H).rar:\AS-CX700M (H)\Other\Player\PowerDVDUltraDeluxe-v7.3\keygen.exe";"不審なプログラム Dialer.JCU";"不審なオブジェクト"
"C:\Documents and Settings\user1\デスクトップ\driver&utility (H)\AS-CX700M (H)\Other\Player\PowerDVDUltraDeluxe-v7.3\keygen.exe";"不審なプログラム Dialer.JCU";"不審なオブジェクト"

 

Kaspersky Online Scanner

 
検出力で定評のあるカスペルスキーですが意外にもまったく検出できませんでした。
(ロックされたファイルのスキップのログのみ)

 

 

総論としてまずVirtulBoxの安定性に問題があるような現象が数回ありました。
VirtulBoxの設定変更時にいきなり終了してしまう現象や
仮想マシンのネットワークへのアクセスや、終了、再起動時に画面が縞模様に固まる現象です。
おそらくは今回のテストでのアンチウィルス系統が原因ではないと思われます。

あとオンラインスキャンで1回目と2回目でオプションの選択項目が異なる場合があるので
この点は確認したほうがよいです。

 

オンラインスキャンも併用してますので
この結果で検出力の優劣が決まるわけではないですが
意外にもきちんと検出できたのは無料のAVG Anti-Virus Free Editionでした。
仮想マシンにも入れられますしちょっとしたテストにはよさそうです。

検出結果はそのアンチウィルスエンジンの特性やウィルスと判断する線引きなどもあります。
時期により定義ファイルの対応状態も異なりますが
ただしこのPCが5月ごろ出荷されていることを考えると
もう少し他のエンジンもがんばってほしいところ。

他にも管理性、機能、サポート、パフォーマンスなど判断基準もありますのでそれぞれの事情にあった
アンチウィルスソフトを選択することが重要です。個人的には利用者が多く負荷の少ないNortonがやはりお勧めですかね。
何よりどのアンチウィルスソフトもすべてのウィルスを100%検出することはありえないので
アンチウィルスソフト以外もさまざまな防御策を講じつつその上で油断せずに行きましょう

2008/11/23

dynabook SS RX1/S7EE その6

それでは実際の使いごごちなど

 

電源ボタンは液晶を完全に開かないと押せないのは×
ドッキングステーションも用意しているのだから外部モニタを使いたいとき
液晶を開ける空間があるところへ置かなければならない。
液晶もラッチレスで前方が軽いため片手で開けれないのでこの点は手間になる。

コネクタ類の配置は考えられていているものの
本体が軽くてコネクタがしっかりしているため
本体を置いた状態で挿しこむことは難しく
挿す時に本体をきちんと持って挿しこむ必要がある。

音量調節ダイヤルが付いているが
無段階で回転し続けられる仕様だ。
調節の幅が広く、微妙の大きさまで設定できるが
このPCの使用目的を考えると一回転ぐらいで最大→ミュート
できるほうが便利だと思う。

あと本体スピーカはミュートでイヤホンを接続したときに
自動的にミュートが解除される仕様にはならないようだ。

 

ファンはやはり少しうるさいが思ったほどではない。
東芝のユーティリティでファンを静音にしているのもあるだろう。

 

SSDはパスワード設定ができない以外は快適。
たまに読み込みが遅いかなというときがあるか
SSDのせいかVistaのせいかは判断しにくい。
CFで経験しているが突然止まるプチフリーズというような動作ではなさそうではある。

OSの起動時間はVistaを使っているせいもあり早いというほどではないが
確実に1分は切るようではある。
以前の1.8インチ+ReadyBoostでも1分ちょいでログイン画面までいったので
もう少し早くなるかと期待していたがそれほどでもないようだ。
でもログインしてからの画面表示やアプリケーションの動作などは
確実に早くきびきびしているので起動時間でSSDが思ったほどではないというのは
SSDが遅いのではなく改善されたReadyBoostの効果のおかげなのかもしれない。

 

キーボードは多少がたつくものの中にはもっとひどいものもあるので
悪いというほどではない。キーサイズも大きくフルサイズに近い感じで打てる。
本体が薄く傾斜していることもあり長時間入力しても疲れなさそうだ。
ただ突然「FN」キーや「Windows」キーがロックされたような状態になることがあった。
ゴミが入ったのかもしれないと思い防塵カバーを買ってみたが
カチャカチャいう音も多少抑えられるのであったほうがいいだろう。

パッドがホームポジションより右にずれている+クリックボタンが押しにくいのは
自分はあまり気にならないが、キー入力中に触れて飛んでしまうことがほんとに多い。
しょうがないので長文入力中はパッドを無効化(マウスのみ有効に)して入力するしかない
ドライバーでキー入力中はOFFにできる機能もほしかった。

 

液晶については評価が難しい。
一般的にいえば暗いとまでは言えないが周辺部の輝度落ちが激しいので
あまりいいとは言えない。
これは内部の反射板があまり広角で反射しないせいかもしれない。

半透過液晶は店頭で見る場合やレビュアーなど室内作業が主な仕事の方
からみるとどうしても評価が低くなりがちだが実際に外回り営業が主な仕事の
方からすると太陽光で全く見えなくなる通常の液晶より有用でしょう。
ただいくら軽いとはいえ太陽光の下でPCを扱う人はさすがに少ないので
通常はノングレア液晶で企業向けのカスタムモデルのみ選択できるぐらいでいいような気がする。
もしくはもう少し輝度むらを抑えられるものを新規開発してほしい。

視野角が狭いのは一種の「のぞき見防止フィルタ(7,8千円)」的に利用できるので
ある程度のぞき見を防げるという意味でいいかもしれないが
文字類が見えないだけで何を見ているかは大体分かるので完全とまではいかない。
標準状態で少し他機種よりセキュリティが高いと見ることもできる。

 

指紋認証ははじめ認識率がよいかと思ったら
翌日にはなかなか認識しないようになってしまった。
どうも時期的に乾燥しているからか気候によって違うのかもしれない。

再度サンプルを取り直したらすぐ認識するようになった。
季節によってはたまに取りなおすほうがいいのだろう。
またサンプル取るときもなるべく滑らす部分を少しずらしてどの部分が当たっても
認識できるようにしておいたほうがいいようだ。

 

最後にバッテリであるが11時間というのは無理があるものの
仕事先に12時訪問、Officeファイル操作、Outlook、ブラウジングなどを行い
合計1時間ちょっとの休憩(スリープ)、液晶輝度は下から2番目で
インデックスサービスを切った状態で18時の終了時刻までギリギリもった。

SSDの分、標準より省電力になっていてそれほど重い処理もしていないが
実質的に自分の使用法としては5時間程度もつという感覚。
暇だったこともありブラウジングが多かったため(笑)
画面描画が多い分少し通常よりはバッテリを消費したのかも。
もう少しスリープを多用すればもっともつだろう。
これだけの重量&薄さでこれだけバッテリが持てば十分とは思う。
できればドライブなしでセカンドバッテリを追加した超長時間モデルなんかあればなおいいのではないかな。

2008/11/12

dynabook SS RX1/S7EE その5

やっぱりありましたトラブル編

めんどくさがって、いろいろ設定&データ移行を済ました後に
各種セキュリティ設定をしたら痛い目にあいました。
教訓:セキュリティ設定はすべて最初に行いましょう

この機種は元々VistaBasicなので個人向けと思われますが
共通仕様のためかBIOS・HDDパスワード設定ツール
指紋認証機能TPMモジュール機能など各種セキュリティ機能が充実しています。

 

相性がよくなかったのかもともとサポートしてないからか
SSDの状態でHDDパスワードを設定したら
起動時にSSDを見失う現象が頻発。
5~10回に1回ぐらいは認識してHDDパスワードを入力後
ログインできるのだけれどログインメッセージの画面がブラックアウトして
HDDランプが消灯した状態に。

もしかしてSSDが不良になったのかなと思ったけれど
セーフモードのときはログインできるのでなにか事前に入れた
設定やドライバーがよくなかったのかと思い四苦八苦しましたが
最終的にHDDパスワードを解除することで普通に起動するようになりました。

HDDパスワードを解除するときもなかなかBIOSで認識してくれなかったので時間がかかりました。

勝手に不具合の原因を推測するとHDDパスワードを設定した場合
起動時に電気的なタイミングでうまくHDDを認識できないのと
一部起動時に必要なファイルを見失うのではないかと思います。

SSDのほうがサポートしてなかったのか
東芝BIOSとの相性かわかりませんがセキュリティが必要な場合
この製品でのノートPCのHDD代替にはしないほうがいいかも知れません。

 

HDDパスワードができないとなると
セキュリティ確保としては暗号化により実施しておきたいところ。

手順間違えてTPMを有効化する前にEFSを設定してしまったので二度手間に
さらにTPMを有効化して使ってみると暗号化したファイルのアクセスに毎回パスワードが必要になっています。
EFSはWindowsのユーザで透過的に使用できることで利便性があるのに
このパスワード入力は非常に面倒。これなら他の暗号化アプリケーションを使うのと大差ない気がしますね。
とはいえSSD自体にパスワードがかけられない以上SSD内部に暗号化キーが保存されるのは
好ましくないのでいかんともしがたい。

とりあえず設定をしてみたところデスクトップフォルダを暗号化したら
ログイン後にブラックアウトしてしまい使用不可能

もうTPM機能を使うにはVistaUltimateにしてBitlockerを使うしかないのかな
EFSでも変なアプリケーション使わずに利用できたらいいのだけれど

 

指紋認証機能も認識率はいいもののどうもログインまでのスピードが遅い気が・・・
Pre-OS認証もなぜか有効にならなかったけど
何度かシャットダウン+再起動で出るようになりました。

さらに指紋認証ソフトウェアをインストールしていると
オフラインフォルダのエラーが出てしまう現象が発生。

現象としてははじめのオフライン化は問題ないものの
その後の自動同期およびフォルダ指定の同期ですべて失敗。
ファイルを指定すれば同期するが自動同期しないのは運用上問題があります。

こちらもはじめなんでエラーになるかわかりませんでしたが
いくらVistaでオフライン無効化、キャッシュフォルダのリセットなど
設定やり直しても現象が変わらなかったので
少し右クリックメニューが遅いと感じていたことから
コンテキストメニューに統合されている「(アイコン付)暗号化」メニューが怪しいと判断
これが指紋認証ソフトウェアで提供されている機能なので
試しにアンインストールしてみると正常に同期するようになりました。
(※この機能のみを無効化する設定は用意されていない。)

 

こうもことごとくセキュリティ機能が使えないのは想定外でした。

東芝が作っているセキュリティ機能ではなく
大手のTPMや指紋認証のセキュリティベンダーが作っているはずですので
この程度の運用は想定していただきたいところ。

だいたいTPMと指紋認証で同じように暗号化機能を提供する必要があるのでしょうか。
一般の方には非常に紛らわしいですしトラブルの元だと思います。
できれば指紋認証のほうは無効化できるようソフトウェアを改めていただきたい。

 

他に一部の外付けUSB-HDDを接続していると起動しなくなる現象が発生。
特に特殊な機能もないアイオーデータ製品の旧式モデルなのですが
バックアップしようと接続していると起動デバイスの選択画面で止まったままになります。

 

結局いろいろやっていいテストにはなったので
もう一度再インストールして設定してからデータ移行することに

 

(追加情報)
リカバリーディスクの作成ができないと思いましたが
標準のツールでリカバリー作成ソフトの追加インストールはできないものの
実際にはHDDにアプリケーションが収められており
これをインストールして外付けドライブを接続した状態にすることで
リカバリーディスクを作成できました。この機種ではDVD1枚で済んでいます。
(まだ実際にリカバリーは試してませんが)

他にもソフトやオンラインマニュアル類もインストーラ形式で収められており
これらは東芝のサイトからはダウンロードできない&できても機種認識ではじかれるので
あらかじめバックアップしておくことをお勧めします。
C:\TOSAPINS

2008/11/10

dynabook SS RX1/S7EE その4

重さをいろいろみていきたいと思います。


標準状態で974g、秤が正確でないかもしれませんがカタログスペックでも
DVDドライブがないことにより1kgを切っています。

SSDへ換装後

950gを切ってますね。自分でみててもこの構成ですげーなと思う。

DVDドライブがないことにより重量バランスが良くないんじゃないのかと思いましたが
別にそんなこともありません。

というよりバッテリが重くて他の部分がが異様に軽いので重量バランスは悪くないのですが
引っかかりがあまりないため手に持つ時に滑りやすいかも。

 

ACアダプタは本体は小さいですがケーブル少しが太いので
取り回しや重さであんまり好ましくはないかな。
海外メーカと比べれば全然いいのですが

旧型のNECのノートPCに付属しいたウォールマウントプラグをはめてみたらこれがぴったり。

軽くなりケーブルもまとまって持ち歩きやすくなりました。

ACは持ち歩き用に1つ欲しかったので互換のアダプタも買ってみました。
 
RX1との接続検証はされてませんが
RX1に付属しているACが東芝の旧型ACと互換性があり
そのACとの互換性があるACアダプタとなっています。
今のところ問題なく使えてます。

ウォールマウント一体型になっていてケーブルが側面にまきつける形となっているため
収納時に薄くて済むようになってます。
PC本体が薄いので収納時にACも薄いとやっぱりいいですね。

重さも軽くなりました。

 

ついでにマウスも新調しました。

以前は980円の無印マウスでしたがこれが意外に使いやすくて
ケーブルも収納でき便利でした。

同じようなマウスを探して送料無料にするためなぜか2つも購入。
レーザーで横スクロールも付きましたがどうも長さが短くなったせいか
長く使っていると疲れそうな感じ
巻き取りがあまりスムーズでないのも×

でも無線マウスはケーブルレスで便利なのですがどれも電池が重い
また電池切れを気にしなければならないし信頼性という点で有線マウスを愛用してます。
何より消耗品ですのであまり高いマウスはちょっとね

2008/11/8