ブログ移転してきました。

おなじLiveSpace内ですが…

前のアカウントは試しにとってみた無料ドメインで作成したアカウントを使っていたので
まあ念のためにLiveSpace用で単独でとったアカウントへ移しました。

LiveWriterで書いたものはデータが残っているので再投稿で移せるのですが
LiveWriterに投稿日時を設定するところがあるものの
古い投稿設定しても現在の時刻にしかなりませんでした。

根本的には同じLiveSpace内なんでもっと簡単にデータを移せればいいのだけれど

WindowsServer2008を試す その4 バックアップ基本編

なにはともあれ転ばぬ先の杖、バックアップです。
WS2008からはバックアップ機能が全く新規のものに入れ替わりました。

その大きな目的としては確実にバックアップを取得するように変更したといえます。

簡単にフルバックアップを取得でき、復元も分かりやすくなった分
細かい設定はできずにバックアップ領域も専用のHDDで
大容量のものが必要という形になりました。
(マイクロソフトではバックアップ対象の2.5倍の容量を推奨しているらしいです)

ですのでサーバ購入時にディスク構成はある程度検討しておくことが必要でしょう。
テープはサポートされなくなりましたが今となっては特に問題ないでしょう。

 

今回はテスト環境ということもあって
ある程度ダウンタイムは許容できるので
RAID構成にはせず、2台のうち1台をバックアップ専用とします。
バックアップ専用HDDは省電力設定にしておけば
スケジュールした時間以外は回転せず省電力となり騒音も発生しません。

基本は内蔵ですが、5インチベイにスロットインタイプのHDDマウンタを取り付けています。

鍵も付きますしUSBより高速転送、省電力。
将来的により大容量への換装も簡単になります。

 

まずは機能の追加
 
Wbadmin コマンドだけしか使用しないのであれば
 「コマンドラインツール」は必要ありません。
 ちなみに選択するとPowerShellも必要となります。

機能を追加するとサーバーマネージャの「記憶域」に
WindowsServerバックアップが追加されます。

バックアップの種類には

  • バックアップスケジュール >NTFSフォーマットされた内蔵HDD、リムーバルディスク
  • バックアップ(1回限り)   >上記に加えDVDや共有フォルダも可能

となっておりバックアップスケジュールを設定すると
バックアップ先のHDDはフォーマットされWindowsからは見えなくなります。
あとはデフォルトの設定で毎時21時に完全バックアップが実行され
容量が不足すると古い世代から削除されます。
容量が許せば最大512個まで世代管理ができます。

 

カスタム設定(「バックアップパフォーマンスの最適化」)では毎時完全バックアップでなく
完全バックアップ+増分バックアップという形も選択できますが
こちらはあまり推奨されていません。

なぜ大容量を消費しサーバにも負荷を与える完全バックアップが推奨されているかというと
実際には完全バックアップでもVSSによりディスク消費は最小限に抑えられるからです。
(世代管理をシャドーコピーでおこない、重複部分は統合されて保管される)

なので増分バックアップだと逆にシャドーコピーが余分にできる可能性があり
ディスク消費が多くなってしまいます。
ただ全体をバックアップはしないのでバックアップ時間は短くて済みます。
 
どちらも実質的には増分のディスク容量しか消費しないわけです。

ですが増分バックアップ構成で完全バックアップをたまに手動で行うと
その分シャドーコピーが余分に増えていきますし
古い増分バックアップもほぼ無駄になるかと思います。

バックアップが時間内で終了しないなどの特別の理由がない限りは
完全バックアップのほうがいいでしょう。

 

このようにVSSの機能を応用しているためローカルのNTFSフォーマットHDD以外では
スケジュールでバックアップできないようになっています。

 

復元処理は特にこれといったこともなく簡単で
Vistaと違いファイル単位の復元も可能。
OS丸ごとの復元にはインストールディスクか回復ディスクからの起動が必要となります。

2009/2/12

Windows7のStarterEditionは実質試用版?

Windows7の評判が良いだけにネットブック向けのStarterEditionの機能制限が話題になってますね。
Editionの構成としては至極まっとうな形になってきたと思えますが
XPのHomeEditionではこのような制限がないだけに
大幅にネットブックの魅力が半減したといえるものかもしれません。

詳細は明らかになっていませんがハードウェアの認識にも
制限が加わる可能性が高そうで、ディスプレイ解像度、HDD、メモリなども
認識できる限界がありそうです。

特にディスプレイ解像度に関しては現在のネットブックでも不満が多いだけに
本当にメール、ブラウズにしか使えないPCになりそうな気配です。

 

日本メーカはHome Premiumしか選択肢はない。

おそらく日本のユーザからすればStarterのような制限は受け入れがたいでしょう。
メーカもサポートコストが上がってしまう可能性がありますし
店頭でもこのような制限があっては勧めづらく多少高くても
Home Premiumのほうを案内しそうです。
(Windows7 Home PremiumはVista HomeBasic並の値段になると予想されています。)

もともと薄利多売で成り立つネットブックだけに
現在の不況下では多売で稼ぐのは難しく
そのカテゴリにとどまる日本メーカはないのではないかと思われます。

となるとインテルのディスカウントの形態にもよりますが
無理してネットブックの構成にしなくてもよくなるので
ドライブ搭載や高解像度液晶、大容量HDD・メモリなどで差別化もでき
総合的にHome Premiumを選択したほうがよいことになりそうです。

 

Starterはかなり安くなる?

海外メーカもStarterの制限はあまり歓迎しないはずです。
しかしOSの値段がさらに下がるのであればより安いネットブックを販売できます。
であればHome Premiumと比べてStarterを選択したほうがよく
マイクロソフトもLinuxのネットブック参入を防げます。

制限付きとはいえOSなしはやはり考えられませんし
Windowsが動くことがPCの前提のようになっていますから
とりあえずOSなし、サポートなしよりは
試用版的な意味合いでStarterを入れるのではないでしょうか。

Windows7の特徴として再インストールなしで
上位エディションへのアップグレードが可能になるのが特徴となっていますので
ユーザはメモリ交換と同じようにアップグレードキーを購入してWindowsを強化できます。
ですのでStarterEditionは一般ソフトウェアの機能制限付き試用版のように見ることができます

マイクロソフトは格安のStarterEditionのうち数%はさらに
自社製品を購入する潜在的ユーザと見ることができるはずです。
これでバランスがとれるでしょう。
また現在流通しているXPを終息させるためにも
この方がよいかと思います。(価格差が出る&Windows7にアップグレードさせる)

 

これらは私の単なる予想ではありますが
こうなることがベストな選択ではないかと思っています。

2009/2/12

WindowsServer2008を試す その3

いい加減実運用してみないといけないなということで
Hyper-V構築を前提にテストしていきたいと思います。

本当はHyper-V server 2008で運用をはじめる計画でしたが
さすがにコマンドラインでの設定は何とかなっても運用が難しいので
素直にWindowsServer2008でHyper-Vを試すことにします。

最終的にはWindowsServer2008R2も出ますので
数台のサーバで各種Hyper-V環境を設定して
仮想マシンの移行(オフラインのファイルコピー)
ができるように想定しています。

 

システム構成

マザー:NEC Express5800/110Ge <M-ATXケースに変更したもの、各種静音化
CPU:Xeon E3110(3GHz)
メモリ:8GB
HDD:1TB×2 (1台はバックアップ専用)
ネットワークアダプタ×2 (1つはPCI-Eで増設)

 

初期設定

  • パスワードの設定
  • (ライセンス認証)
  • コンピュータ名の変更
  • IPアドレスの設定
  • リモートデスクトップの有効化
  • (テスト環境ですので)パスワードの無期限化 [ net accounts /maxpwage:unlimited ]
  • Administrator名の変更(ローカルセキュリティポリシー)

この程度でしょうか

 

UPS

所有しているデスクトップ用のAPC ES500 を使ってみました。

管理ソフトウェアはVista用のものですが問題なくインストールできました。
実際の電源停止などは試してませんが大丈夫そうです。

 

アンチウィルス

WindowsServer2008に対応するアンチウィルスはいくつかかりますが
どれも企業向けで非常に高価なものばかりですし
スタンドアローンで簡単に試せるものも少ないです。

とりあえずWindows Live OneCare for Server(120日試用版)で試してみることにします。
ちなみにインストーラは必要ファイルをダウンロードしてくる仕様なのでどのOSでも一緒のもののようです。
OneCareは廃止になってウィルスエンジンのみ無償化する予定なので
Server版の無償化も期待したいところ

LiveOneCareは.NET Frameworkが必要なので機能を追加

セットアップはクライアント版と同じように終了。GUIもほとんど同じです。
設定もクライアント版と大差ないようですが
料金に応じて最大25クライアントまでの管理ができるのが特徴のようです。
またクライアント版にある「ファイヤーウォール」と「プリンタの共有機能」は省かれています。

バックアップはクライアントの集中管理バックアップを設定する機能のようで
Server本体は2008の機能を使うようになっています。

まだオフィシャルサイトでも情報があまりでておらず
ソフトウェアからのリンクもほどんと無効なので
採用予定でも試用期間めいいっぱい使って情報が出てきた段階で
判断するほうがよいかと思います。

なお、OneCareサークルの管理には同じネ ットワークセグメントに
ブロードキャストでPort 6331 の通信を使っていました。

試してはいませんがServer版でも同じかもしれないので
ネットワークが離れているクライアントは管理できないと思われますし
ネットワークのセキュリティを監視するような装置を導入していると
ログが増えたりアラートを出すかもしれません。

2009/2/3

ニューリリース Windows7ほか

年明けしたこともあり、各種発表が相次ぎました。いくつかテストを交えましてさらっとレビューしていきたいと思います。

Windows7(+VirtualBox 2.1)

Technetからダウンロードした日本語版(x86)をVirtualBox 2.1でインストールしてみました。
インストール自体はVistaと変わりなく多少インストールにいくまでの画面の表示が長いかなという具合です。
仮想マシンなので新規インストールとなるはずですが選択肢には
「アップグレード」「カスタム」で表示されます。「アップグレード」はできないので「カスタム」でインストールしました。

Windows7自体はVistaSP2ベースということもあり
デスクトップ(タスクバー)以外にそれほど見ための変更点はありません。
まだベータ版ということもありますがここからそれほど大胆な変更もないでしょう。

ベータ版ですが非常に安定しているように思えます。
一部が英語のままである以外は完成度は高そうです。
最近のMSはRC1の前のベータ版を一般公開するようになっているので
製品の完成度にある程度自信を持っているように見受けられます。

大きく違うのは標準でインストールされるアプリケーションが少なくなっているという点でしょう。
ベータ版はUltimateにもかかわらず少ないです。
Windowsメールも廃止され必要な方はWindowsLiveメールを別途インストールする形になると思います。
(大概のOEMではデフォルトでLiveアプリケーションをインストールすることになると思いますが。)

なぜかWindows7はネットブックでも快適に動作する軽量OSであるかのような過剰な期待が見受けられますが
WindowsXPよりも軽くなっているようなことはありません。
しかしVistaをチューニング+GUIの改良でより使いやすくなっていることは事実で
XPを引退させるには十分でしょう。

なおネットブックに搭載されるCPUは現状で強化される予定はなく
次の製品Lincroft(リンクロフト)は統合化(それに伴う実装面積の削減と消費電力の減少)が中心で
CPU性能自体は伸びないとされてます。
(ディアルコアがネットブックにも搭載される可能性はあるが現状のAtomでもその予定はある。)

しかし統合化されるグラフィックとメモリ周りは強化されると思われ、
また問題であったCPU以外の消費電力削減が劇的によくなるとされてます。

 

少々脱線しましたが話題にならないようなWindows7の特徴を見ていきましょう。

  • デフォルトで言語バーがタスクバーに統合されていない。

    サポートからのフィードバックによる改善でしょうか
    なお一番右下の四角いゾーンは「デスクトップの表示」をする機能になっています。
  • アンチウィルスソフトは搭載されていない。
    MSは今年中にウィルスソフトの無償化を計画してますがとりあえず現状でWindows7にはのってません。
    競合他社の反発も考えそのままインストールはされない可能性も高そうです。
    なおWindowsDefenderもありません。(アンチウィルスと統合化予定だからかな)
  • IE8、WMP12、.NET3.5.1、PowerShell V2を搭載
  • 「コンピュータ」「フォルダ」ではなく「コンピューター」「フォルダー」
    なにやらコンピュータ関連のカタカナ語表記を統一するような動きがあったかと思いますが
    その影響なのかもしれません。
  • エクスペリエンスインデックスの評価数値が5.9から7.9まで上昇

  • HDD領域は6GB弱(ページングファイル1024MB、休止状態無効)
    Vistaよりは少ないですがさすがにXPほどにはなってません。
    サンプルファイルなどもまったく入ってないこともあるかと思いますがかなり絞っている印象です。
    Business以上のエディションではシャドーコピーが有効なため使い続ければさらに消費します。
    しかしネットブックの限界である16GBのSSDでも使用は可能なようです。

  • メモり使用量は起動時で300MBほど
    実際のPCで使用する場合でも512MBで何とか動きそうな気がしますが
    最近のメモリを大量消費するアプリケーションを考えるとやはり1GB程度のメモリは必要でしょう。

  • コマンドプロンプトで日本語入力が可能に
    一部のコマンド設定では日本語名称での入力が必要となるためその対応と思われます。
     

 

VirtualBox2.1.0ではさまざまな機能が強化されてますが
特に便利になったのが他の仮想化ソフトと同じくネットワークのブリッジ機能が使えるようになったことです。
多少安定性に難がある点も見受けられますがデフォルトのまま使用するには安定してそうです。
現在のデスクトップ仮想化ソフトではサポートOS、パフォーマンスの面で最適でしょう。
VirtualPCはぜんぜんアップデートしませんし・・・。

最初はVistaの設定でSATAポート0にHDDを接続。そのままインストールしています。
GuestAddititonはそのままではインストールできないためインストールの実行ファイルで互換性設定をVistaに変更します。

エクスペリエンスインデックスはグラフィックを除いてまあまあの数値。
ディスクパフォーマンスが仮想HDDにもかかわらず良いのが好印象です。
(仮想HDD保存領域に使用しているのはストレージ専用のSATA接続の1TBHDD)

ここでVitualBoxはグラフィックが強化されているのを思い出して設定変更。
ビデオメモリを128MBして3Dアプリケーションを有効化
 

ついでにホストコンピュータがサポートするVT-xとNXを有効化します。

しかしこの状態で起動してグラフィックドライバーが新たにインストールされても
Aeroは有効にならずパフォーマンスもあがりません。
逆にマウスのキャプチャ機能が無効になってしまいました。

あとから有効化したのが悪いかと思い再インストールしようとしましたが
CDからインストーラーが起動するとブルースクリーン。仮想マシンの電源を切って再起動すると
今度は仮想マシン自体がハングアップ。

何度やっても同じ繰り返しなので仮想HDD自体を作り直したらうまくインストールできました。
今度はマウスのキャプチャ機能も無効化されません。
でもやっぱりAeroは有効にならずさらにエクスペリエンスインデックスを見るとVT-xを有効化したからか
CPU性能が「5.1」から「4.6」に下がりました。ですが仮想マシンの起動速度などを見ると速くなっている気がするので
VT-xの効果はあるかと思います。

 

VirtualBoxは以前のバージョンからも含め仮想マシンへのOSインストール後に設定変更すると
不安定になるような印象があります。仮想マシンを作成するときはオプション設定を含めて検討した後から
インストールしたほうがいいようです。

 

VAIO type P

まさに待っていたモバイルノートといえます。
値段が高くなるとはいえ消費電力、小型化の面でも有利な
Z系Atomの採用例が少なすぎるので気をもんでいたのですが
ネットブックユーザがヘビーユーザに多いことを考えると
値段さえ折り合えがつけば乗り換える人が多いんじゃないでしょうか

自分も目的もなく欲しいと思ってしまう人だけれどここはぐっと我慢して
Lincroft(リンクロフト)化したWindows7のtypeP待ちで(2010年あたりかな)

 

MS、Windows Live関連ソフトの新バージョン正式版を一斉公開

Dellが全PCへのプリンストールを決定しているようだしこれから使用者が増えそうです。
ベータ版からの機能強化は少ないですが以前のバージョンよりは多くの機能強化が盛り込まれてます。

2009/1/10