Windows7のStarterEditionは実質試用版?

Windows7の評判が良いだけにネットブック向けのStarterEditionの機能制限が話題になってますね。
Editionの構成としては至極まっとうな形になってきたと思えますが
XPのHomeEditionではこのような制限がないだけに
大幅にネットブックの魅力が半減したといえるものかもしれません。

詳細は明らかになっていませんがハードウェアの認識にも
制限が加わる可能性が高そうで、ディスプレイ解像度、HDD、メモリなども
認識できる限界がありそうです。

特にディスプレイ解像度に関しては現在のネットブックでも不満が多いだけに
本当にメール、ブラウズにしか使えないPCになりそうな気配です。

 

日本メーカはHome Premiumしか選択肢はない。

おそらく日本のユーザからすればStarterのような制限は受け入れがたいでしょう。
メーカもサポートコストが上がってしまう可能性がありますし
店頭でもこのような制限があっては勧めづらく多少高くても
Home Premiumのほうを案内しそうです。
(Windows7 Home PremiumはVista HomeBasic並の値段になると予想されています。)

もともと薄利多売で成り立つネットブックだけに
現在の不況下では多売で稼ぐのは難しく
そのカテゴリにとどまる日本メーカはないのではないかと思われます。

となるとインテルのディスカウントの形態にもよりますが
無理してネットブックの構成にしなくてもよくなるので
ドライブ搭載や高解像度液晶、大容量HDD・メモリなどで差別化もでき
総合的にHome Premiumを選択したほうがよいことになりそうです。

 

Starterはかなり安くなる?

海外メーカもStarterの制限はあまり歓迎しないはずです。
しかしOSの値段がさらに下がるのであればより安いネットブックを販売できます。
であればHome Premiumと比べてStarterを選択したほうがよく
マイクロソフトもLinuxのネットブック参入を防げます。

制限付きとはいえOSなしはやはり考えられませんし
Windowsが動くことがPCの前提のようになっていますから
とりあえずOSなし、サポートなしよりは
試用版的な意味合いでStarterを入れるのではないでしょうか。

Windows7の特徴として再インストールなしで
上位エディションへのアップグレードが可能になるのが特徴となっていますので
ユーザはメモリ交換と同じようにアップグレードキーを購入してWindowsを強化できます。
ですのでStarterEditionは一般ソフトウェアの機能制限付き試用版のように見ることができます

マイクロソフトは格安のStarterEditionのうち数%はさらに
自社製品を購入する潜在的ユーザと見ることができるはずです。
これでバランスがとれるでしょう。
また現在流通しているXPを終息させるためにも
この方がよいかと思います。(価格差が出る&Windows7にアップグレードさせる)

 

これらは私の単なる予想ではありますが
こうなることがベストな選択ではないかと思っています。

2009/2/12

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